お香といえば白檀?沈香の匂いも感じられる和の香水
白檀系の和の香りとは?
日本的な和の香りといってもどんな香りのことを言うの?
着物や浴衣などの和装に合うような香り?
普通のブランド香水では駄目なの?
そんなことを考えている人も多いかと思います。
香水というものが日本に伝わる前は、実際にお香を焚いてそれを服にまとわせたり、匂い袋という香木などのお香の原料になるようなものを小袋に入れて持ち歩いたりしていたようです。
つまり、現代の香料に置き換えるとすれば、いわゆるウッディーノートと呼ばれるものになります。
サンダルウッド(白檀)、シダーウッド(杉)、ヒノキ、墨など。
ウッディ―ノート=お香ではない
ブランド香水にもサンダルウッドなどの香料はよく見かけます。
では、これらの香料が使われているものであれば、お香のような和の香りになるのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
線香というのは様々な材料が練り込まれて作られているものです。
それらの素材一つ一つがお香の香りを構成しています。
その複雑に混ざりあった香りこそが、あの奥ゆかしいお香の香りなのです。
その中に白檀、伽羅、沈香、ヒノキなども含まれているわけです。
最近の高級線香にはここにシナモンを加えたものまであります。
これらの配合量によって線香(お香)の香りが決まります。
お香系の和の香りを厳選して紹介
それでは、これぞ和の香りという香水をランキング形式で紹介していきます。
No.3
武蔵野ワークス「沈香」
線香の原料としてよく使われる沈香という香木があります。
それを香水として再現したもののようです。
ベースノートに近づくにつれ、確かにどことなくお香のようなシックな香りがしてきます。
ただ、トップノートがとても花の香りが強く出ていて、この部分はあまり線香っぽくも和な感じもありません。
シンプルな沈香というよりは、フローラルアレンジの沈香という印象です。
No.2
墨の香りがテーマの香水です。
本当に墨の香りがシンプルに感じられます。
線香というよりは、お寺という印象です。
これはこれでかなり和を感じます。
ここまで墨の香りがする香水は他にないので貴重な香水だと思います。
あまり香りが変化せず、ずっとこの印象のままというのも素晴らしいです。
No.1
凛(りん)
2015年発売の日本で初めて線香の匂いを香水で再現したというもの。
確かにお香そのものです。
トップは少し甘さがありますが、これも高級線香によくある甘さで、ミドル以降は完全にお寺という感じのお香の香りです。
アロマを兼ねたようなお香にありそうな香りという印象なので年齢関係なく使えそうです。
もうひとつ素晴らしい点は、持続時間がとても長いことです。
朝つけると夜まで香ってます。
ここまで持続性の高い香水は珍しいと思います。
まさしく日本を代表する和の香水と言えそうです。
下記のリンクは楽天ですが、Amazonでも販売されており、店舗では渋谷の香水専門店でのみ取り扱っているようです。
いかがでしたか?
日本を感じさせる和の香り。
ぜひ参考してみてくださいね。